正義の行方

昨年当時の熊本県動物管理センターが猫達を隠して殺処分していた事に対して県外の団体が愛護法違反で告訴している。
動物愛護の世界ではそれが「正義」と受け止めれれるが、現実は違う所にある。

自分自身、地元熊本で活動していて、昨年末に熊本県が殺処分を再開するとSNSで騒がれ始めた時に何度も県の担当部署に「まだですよね、これは虚偽の情報ですよね」と確認し「そうです、そんな事実はありません」そう聞いて、HUGで「これは事実と異なる情報です。熊本県は今はまだ殺処分を再開する方針ではありません」と発信した経緯がある。
実際にはその何か月も前に管理センターは隠れて処分していたのだから、それを知った時は本当に忸怩たる思いだった。

でも、その後自分がやっている事は、熊本県の動物行政に関わり、いろいろな人たちを県に繋ぎ、運営協議会委員として、協議会で提言をしたり、議員さんに相談して議会で質問をしてもらったり、様々な事を勘案し、熊本県の動物行政が本当に動物たちの為の方向性へと向かう様に動いている。

正直大きなストレスも抱えている。
でも、それしか道はない。

動物愛護が行政を批判するのは簡単だ、受けもいいだろう。
「動物たちの味方、正義の味方」に見えるから。

でも、それで何が起きているのか?

保健所では「情報開示請求」への対応で書類仕事が通常業務を圧迫し、管理センターでは警察の現場検証の為に収容動物たちが写真を撮られている。
それが動物愛護の正義なのか?
動物たちの幸せになるのか?

離れた土地にいて、SNSを眺めているだけで、違う土地の動物行政を批判する時間があったら、地元の行政と「顏を合わせて」地元の動物行政が動物たちの幸せに向かう様に努力してみればいい。

こんなケースにも表れているが、動物愛護は「地域密着」が必要だ。