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地域コミュニティの再生と動物愛護

以前熊本市動物愛護センターの所長に「人と犬や猫たちが幸せに暮らせる社会を実現する為には何が必要だと思いますか?」そう、質問した事がありました。

所長は即座に「地域コミュニティの再生です」そう仰いました。

最近は私が住む熊本市でも、地域によっては隣に誰が住んでいるのかもわからない状況が増えていますし、地域コミュニティの崩壊は全国でも大きな問題となっています。

お互い「顏」が見えない関係性の中では、ペットの問題がトラブルへ繋がる可能性は当然高くなります。

飼い主がマナーや他者への配慮をすると云う「適正飼養」をする事は当然の事ですが、ペットの問題とは切り離しても「地域コミュニティの再生」は結果的に飼い主と犬や猫たちが幸せに暮らせる社会を実現する為には必要な事なのです。

地域コミュニティの住民同士の関係性が良くなり、お互い「顏」が見える間柄になれば、何かトラブルが発生しても解決がし易くなるのは当たり前の事だし、そんな関係性が築く事が出来れば、トラブルを未然に防ぐ事も可能でしょう。

「犬や猫たちの事ならあそこのおじさんに聞けばいい」そうなれば各地域に愛護推進員がいるのと一緒だし、毎朝の犬の散歩の際に地域住民同士が気持ちよく挨拶を交わせる様になれば、地域コミュニティでの「人と動物たちが共生する社会」が近づく事でしょう。

今、その事に取り組んでいる人たちはたくさんいます。
自治会を通してだったり、地域おこしを通してだったり、社会福祉活動を通してだったり、様々な人たちが、様々な形で「地域コミュニティの再生」に取り組んでいます。

「地域コミュニティの再生」は動物愛護とは直接の関係はありません。動物を保護する事とは関係ありません。

でも、それが結果的には「人と動物たちが共生する社会」を作り上げる事に繋がるのであれば、「地域コミュニティの再生」への取り組みは「動物たちを助ける為の活動」であるとも言えるし、そうであるならば動物たちを保護したり、里親にもなれない人たちでも「地域コミュニティの再生」を通じて「動物愛護活動」を出来ると云う事なんだと思います。